夏登山用の長袖アンダーウェア6選!理由と選び方も解説

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長袖アンダーウェア画像 ゆるペン登山

登山用アンダーウェアは夏になっても長袖がおすすめです。怪我の防止や紫外線対策などさまざまなメリットがあります。この記事ではおすすめの商品だけではなく、その理由と選び方も説明します。

目次

夏に長袖アンダーウェアを選ぶ理由

登山道の画像 ゆるペン登山
出典:ゆるペン登山

夏なのに何故長袖を選ぶのか。ここではその理由をお話します。

夏登山の環境に適応しやすくなる

夏の山は天気が変わりやすく、気温の上下も激しいです。その過酷な環境に適応するために、夏登山では長袖アンダーウェアがおすすめです。

アンダーウェアが長袖の場合、気温が乱高下しても体温を保ちやすくなります。雨や水に対しても優れた速乾性によって、乾くのを早めてくれます。

また、高山などで風が強く吹いても肌が冷えにくくなります。さまざまなシチュエーションに対応できるのが長袖アンダーウェアの魅力です。

怪我の予防になる

枝が生い茂る場所や岩場など、登山はすり傷の危険性が高まります。夏に登山する場合、半袖の下に何も着ないと下山した時には傷だらけという場合もあります。

長袖アンダーウェアを一枚着ているだけで、すり傷に対する防御力が上がり、救急セットを取り出す回数が減るでしょう。

また、大きく転倒してしまった時にも、怪我を軽減させる効果が期待できます。

紫外線を防ぎやすくなる

日焼け止めを塗っても、夏の高山では紫外線が強く、肌がダメージを受けてしまいます。長袖アンダーウェアは紫外線を軽減させて、肌を日焼けから守ってくれます。

日焼けしてしまうと、免疫力や発汗性を低下させるおそれがあり、登山の安全が損なわれてしまいます。

長袖アンダーウェアにはUVカットに優れた商品もあるので、選ぶ時の基準にしてください。

汗を外へ逃して登山ウェアを守る

ベースレイヤやミドルレイヤーが汗で汚れると、ウェアの機能を低下させる場合があります。例えば、汚れる事によって悪臭を引き起こす可能性もあります。

特に夏は汗をかきやすいので、吸湿・速乾性に優れた長袖アンダーウェアを着る事で、汗だまりを軽減する効果が期待できます。

虫刺され予防になる

夏の登山ではブヨやアブなど刺される危険な虫が飛んでいます。長袖アンダーウェアを着用することで、虫刺されを軽減できる可能性があります。

アンダーウェアだけでは貫通してしまう事があるので、ミドルレイヤーと組み合わせて虫刺され予防をしましょう。

サポーター効果が得られる

アンダーウェアの中には、テーピング効果により運動をサポートしてくれる物もあります。登山のアクティブな動きをアシストし、筋肉疲労を和らげてくれるでしょう。

夏登山用の長袖アンダーウェアの選び方

登山道 ゆるペン登山
出典:ゆるペン登山

夏に使用する場合、長袖アンダーウェアはどう選べば良いのかを詳しく解説します。

吸湿性・速乾性がある物を選ぶ

夏の長袖アンダーウェアで一番重視しほしいのが吸湿性・速乾性です。

● 吸湿性…吸い込んだ水蒸気(汗)を放出させる効果

● 速乾性…水分の乾きが早い性質

この2つが組み合わさることによって、アンダーウェアが濡れたままの状態を防いでくれます。いつでもドライな使用感なので、体温の低下を防いで快適性をアップします

素材や生地の薄さを調べる

夏用の長袖アンダーウェアは化学繊維と天然繊維、その2つのハイブリットさせた物があります。

化学繊維ポリエステルやポリプロピレンなどの素材。吸湿性・速乾性に優れています。
天然繊維メリノウール(羊)の素材が多いです。保温力と消臭機能が高いです。濡れても冷えにくい性質もあります。
混合繊維化学繊維と天然繊維のハイブリッド素材。2つの素材の良さが組み合わさっています。

綿素材は速乾性が悪いためおすすめしません。

吸湿・速乾性が重視される夏登山では、化学繊維配合の物が多くなっています。

また、生地は「厚手」「中厚手」「薄手」の3種類がありますが、夏は暑さをコントロールできる薄手を選びましょう。標高が低くても不快感を感じにくくなります。

サイズ感はフィットする物を選ぶ

長袖アンダーウェアは肌にフィットしていないと、吸湿性が悪くなり汗冷えの原因となってしまいます。

長袖アンダーウェアがダボついていると、肌との間に余分な空間ができてしまい、汗を吸収できなくなります。吸収されない汗は肌にとどまり、風を受けると体を冷やしてしまいます。

逆に小さいサイズは関節の動きを制限してしまい、歩行しづらくなります。快適性も失われ疲れやすくなるでしょう。

夏場のトラブルを避けるためにも、長袖アンダーウェアはサイズに合った物を選びましょう。

登山ウェアは吸湿性・速乾性が高い物を着る

性能の良い長袖アンダーウェアを購入しても、1枚だけれは効果を発揮できません。同じく吸湿性・速乾性がある登山ウェアと一緒に着ることで、性能を引き出せます。

吸湿性が悪いとその層で汗がとどまってしまい、汗冷えの原因となります。下着も吸湿性・速乾性がある物にするのがおすすめです。

長袖アンダーウェアを着る際は、他の装備の性能も確認しましょう。

夏登山用の長袖アンダーウェア6選をご紹介

登山道 ゆるペン登山
出典:ゆるペン登山

夏登山で大切な役割を果たす長袖アンダーウェア。お気に入りの商品を見つけて、新たな相棒としてください。

【ファイントラック】ドライレイヤーベーシックロングスリーブ

素材 化学繊維(ポリエステル)
サイズ展開 S、M、L

スキンメッシュ生地によって吸汗性・速乾性を向上させた国産の長袖アンダーウェアです。生地が柔らかいので動きやすく、歩行の妨げになりません。

2020年にリニューアルし、防臭と抗菌性能が付与されました。耐久撥水性とドライ性能もアップしています。

▼メンズサイズ▼

【ミレー】ドライダイナミックメッシュ

素材

化学繊維(ポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン)
サイズ展開 レディース(AB/S.M、CD/S.M)、メンズ(S/M、L/XL、XXL)

メッシュ生地のおかげで、肌に吸湿した汗が触れないようになっている長袖アンダーウェアです。メッシュ生地の特性により、速乾性も抜群です。

保水力の低いポリプロピレンを素材に使っているため、撥水性も向上しています。また、ポリウレタンとナイロンの効果により、しなやかな伸縮性と、ストレッチ性のある丈夫さを作り出しています。

▼メンズサイズ▼

【おたふく手袋】夏用インナー

素材 化学繊維(ポリエステル、ポリウレタン)
サイズ展開 S、M、L

生地に接触冷感素材が使われているため、夏の登山でも快適に過ごせます。また、消臭効果があるポリウレタンを使用しているためニオイを抑えられます。

ほどよいコンプレッション効果もあり、動きをスムーズにしてくれます。リーズナブルな価格なので、ワンシーズンごとに気軽に買い換えられるのも魅力的です。

▼メンズサイズ▼

【ザ ノースフェイス】ドライクルー

素材 化学繊維(ポリエステル、ポリプロピレン)
サイズ展開 S、M、L(メンズのみXL)

とても薄手なので、フィット感と快適性に優れた長袖アンダーウェアです。肌に触れる面は保水力の低いポリプロピレン、表面には速乾性があるポリエステルを使用する、2層構造となっています。

また、グリッド構造生地によって汗を蒸発させるスピードも上がっています。

▼メンズサイズ▼

【アンダーアーマー】トレーニングベースレイヤー

素材 ポリエステル、ポリウレタン
サイズ展開 S、M、L、XL

独自技術のヒートギア アーマーは、暑さと汗を緩和させながら登山をサポートしてくれる長袖アンダーウェア。4つの向きに対応したストレッチ性により、あらゆるシチュエーションでスムーズに動けます。

ニオイの原因となる菌を抑制する効果のおかげで、防臭性に優れています。UPF50なので日焼け対策に役立ちます。

▼メンズサイズ▼

【シーダブリューエックス】セカンドボディ

素材 ナイロン、ポリウレタン
サイズ展開 S(レディースのみ)、M、L

縫製にまでこだわったスムーズな伸縮性と、体の動きを安定させるテーピング効果によって、登山をよりアクティブにしてくれます。

スポーツタイツのような着圧効果により、部位ごとにブレを抑制します。そのため人によってはタイトさを感じる場合があります。

▼メンズサイズ▼

紹介した商品の比較表

ファイントラック ミレー おたふく手袋 ザノースフェイス アンダーアーマー シーダブリューエックス
サイズ展開 S、M、L レディース(AB/S.M、CD/S.M)
メンズ(S/M、L/XL、XXL)
S、M、L S、M、L(メンズ+XL) S、M、L、XL S(レディース)、M、L
素材 化学繊維 化学繊維 化学繊維 化学繊維 化学繊維 化学繊維
素材配合 ポリエステル ポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン ポリエステル、ポリウレタン ポリエステル、ポリプロピレン ポリエステル、ポリウレタン ナイロン、ポリウレタン
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長袖アンダーウェアで低体温症を予防

山頂の画像 ゆるペン登山
出典:ゆるペン登山

夏の登山では汗冷えによる低体温症予防が大切です。長袖アンダーウェアの性能を引き出す事で、汗冷えだけではなく、不快感も解消できます。

保温機能もある長袖アンダーウェアは、気温の低下による低体温症にも効果的です。暑くても肌を露出しないようにしましょう。

まとめ

夏登山において、長袖アンダーウェアは体を守ってくれる大事な装備です。環境変化の激しい山では、低体温症など少しの油断が命取りになる場合もあります。しっかりと装備を整えた状態で、美しい山々へ挑戦してください!

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